エンバク(燕麦)はイネ科カラスムギ属の穀物。オート麦、オーツ麦、さらに同属の野生種と同じカラスムギなどの名称でも呼ばれる。標準和名としてはエンバクと並んでマカラスムギも使われる。
種子は飼料または食用として、また、葉は飼料として利用される。畑で生育中のエンバクをそのまま土壌に鋤きこみ、緑肥としても利用される。緑肥として用いられるエンバクのうち、野生種エンバクとよばれるものは、土壌病害虫を防除する手段として栽培される。
ユーラシア大陸原産。有史以前から栽培されていたとされる。穀物食品の中ではミネラル・タンパク質・食物繊維を最も豊かに含むが、ビスケットなどには使われるものの、グルテンを持たないため小麦ほどパンの原料には向かない。 粗挽きもしくは圧扁したもの(オートミール)を水や牛乳などで炊いた粥はポリッジと呼ばれ、代表的朝食用シリアルである。
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