普通のニラを軟白させた(光を遮断して栽培する)野菜です。 ニラは、ユリ科ネギ属の多年草で、中国や東南アジアが原産と言われています。中国では古くから食材として使われていました。 日本での歴史も古く、9世紀ごろに渡来し、「古事記」や「日本書紀」にも登場しています。当時は薬として用いられていたようです。江戸時代には重要な野菜になりましたが、消費量が多くなったのは1960年代後半からです。
効能 は、ビタミンA、B1、C、カロチンなどが豊富で栄養価の高い野菜です。カロチンは、ニンジンの約半分の量が含まれています、カロチンは、がんの発生や進行に深く関わっていると言われている活性酸素を抑える働きがあります。 また、ネギの仲間だけに独特の香りを持っていますが、この香りの元は硫化アリルという化合物です。この化合物には、糖のエネルギー化を進めるビタミンB1の働きを強める効果があります。ニラ自体にもビタミンB1が多く含まれていますが、豚肉などと一緒に調理すると効果がさらに高まります。
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