ガジュツ(紫ウコン)は屋久島・奄美大島・沖縄などで栽培されている熱帯アジアを原産とするショウガ科クルクマ属の多年草植物で、根や茎を薬用にします。ガジュツは耐寒性がなく寒さに弱いため、他のウコンに比べると栽培がむずかしいといわれています。日本国内のガジュツは前述の屋久島・奄美大島・沖縄が主な産地ですが、特に屋久島産ガジュツは江戸時代より重要な産物として珍重されてきました。
ガジュツには、他のウコンには含まれていない精油成分が数多く含まれています。シネオール・アズレン・カンファー・クルクメン・クルクモール・セスキテルピンなど約100種類の有効成分が含まれていますが、この中のシネオール・アズレンという2つの成分には、体内にたまった余分な脂肪、コレステロールを排出するダイエット効果があります。そのほかにも殺菌・防腐作用や抗炎症作用など数多くの薬効がガジュツにはあるのです。
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