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クレソンはアブラナ科の多年草で、ウォータークレスとガーデンクレス（ウィンタークレスとも呼ばれる）があります。普通にクレソンと呼ぶときはウォータークレスの方をさします。ウォータークレスは明治初期に日本に渡来。丈夫で繁殖力旺盛なので帰化植物として野生化しました。現在では各地の清澄な湧き水や小川に群生しています。小川や田んぼの用水路など、きれいな水の流れがあったなら一度探してみて下さい。
ガーデンクレスの方は、水中ではなく普通の土に育ちます。ウォータークレスより株がやや大柄です。
日本では、ウォータークレスを“オランダ辛子”、ガーデンクレスを“コショウ草”と、いかにも香草らしい和名がついています。その名の通り、味はピリッと辛くてほろ苦く、コショウの風味があります。そのさわやかな口当たりが肉や魚のアブらっぽさをすっきりさせるので、ステーキのつま飾りに欠かせません。
また、ウォータークレスはビタミンＣ、ミネラルの他に鉄分を多く含んでいます。サラダにすれば、ウォータークレスだけで必要な鉄分を補給できてしまうほどです。貧血気味の方にお勧めのハーブです。
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