現在科学的に解明されプエラリアミリフィカ(以下、プエラリアとする)には、女性ホルモン様作用を持つイソフラボンが豊富に含まれていることが解ったのです。 イソフラボンが豊富な食品として大豆がありますが、プエラリアに含まれているイソフラボンの含有量は、大豆のほぼ40倍にもなります。 また、プエラリアには、大豆には含まれていないプエラリン(イソフラボンの一種)も含まれている。「豊胸作用」は、このプエラリンが鍵を握っています。 更年期障害や生理不順といった、いわゆる婦人病の多くは、女性ホルモンのバランスの乱れが深く関わっているのです。医学的には、それらの症状に対して、女性ホルモンのエストロゲンを補充するホルモン療法が行われています。プエラリアのイソフラボンは、エストロゲンと似た働きをすることから別名「植物性エストロゲン誘導体」と呼ばれています。
このイソフラボンは、植物に含まれる天然の成分なので、副作用の心配は科学合成されたホルモン剤に比べてはるかに少ないのも特徴です。 さらに、身体が本来もっているエストロゲンを分泌する能力を邪魔する心配もありません。1981年から現在までの18年間、ガウクルア(プエラリア)の研究を続けているタイでも、千年以上もガウクルア(プエラリア)を食しているタイのモン族に、ガウクルア(プエラリア)によって乳ガンや女性生殖器系のガンが発生したという報告は見あたりません。 体内にあるエストロゲンのうち発ガン性があるといわれているのは、エストラジオールです。イソフラボンは、エストロゲンと似た構造をしていて、エストロゲンのはたらきをしますが、現在のところ、イソフラボンにはエストラジオールは確認されていません。 また、イソフラボンは、摂取してから48時間を経過すると約90%が尿中に排泄され、その尿中からもエストラジオールは検出されません。 ガウクルア(プエラリア)に含まれるイソフラボンも、大豆のイソフラボンも同じものであり、それらを長期にわたって摂取したからといって即、乳ガンや生殖器系のガンが発生するとは考えにくいのです。
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