熱帯アジア原産の豆類で、さやの形が刀のようなことから「刀豆」と名づけられました。 なた豆(刀豆)は、やわらかいさやを福神漬にしたりして食べるほか、昔から民間薬として、喉の痛み、せき・たん、しゃっくり、口内炎、ニキビや痔など膿の出るできもの・蓄膿症などの薬としても使われてきました。
なた豆には免疫力を高める効果があり、ウィルスや最近などの有害な物質や体内の不要な物質を排出するので、なた豆茶を飲むと風邪をひきにくくなったとか、なた豆茶でアレルギー体質がよくなったりするようです。 また、なた豆茶が、膿がでる、膿を持つできものに効くと言われているのも、この免疫の働きで、体内の不要なものが排出されるためではないかと言われています。 なた豆(刀豆)に含まれる*コンカナバリンAという成分に、抗腫瘍作用が認められ、ガン等の腫瘍に効果があると近年注目され、研究が進められています。 豆類はその形が腎臓に似ているので腎臓に良いと昔から言われていますが、なた豆に含まれるコンカナバリンAの働きで腎臓機能を整えて健康を維持するほか、痴呆や若ボケの原因とも言われる血液毒素の尿素を取り除くと言われています。 その他、身体の代謝を活発にするのでダイエットに期待できたり、豆類の鉄分は吸収が良いなど、なた豆には女性の美容や健康の味方です。
*腎臓機能を回復させる成分:コンカナバリンA
ナタマメには強い成分が含まれているため、何度もアク抜きをしなければ食べられませんので、そのまま食べるのは避けて下さい。
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