スギナ

北海道から九州、北半球の暖帯から寒帯にかけて広く分布する夏緑性の多年生シダ植物。「ツクシ誰の子、スギナの子」と童謡に歌われています。湿原の中にも生育するし、乾燥傾向の場所にも生育し、時として畑の雑草としてやっかいがられる植物でもある。胞子とともに地下茎でも繁殖する。このような密に生育する場所では胞子嚢穂を形成することは少ない。春に胞子茎をだす。この胞子茎を筆に例え、土筆と書いてツクシと読ませ、食べた経験を持つ方も多いであろう。胞子茎が枯れると、光合成を行う栄養茎が伸びてくる。栄養茎は節で枝分かれし、内部は中空。普通我々が見ているスギナは、実はこの枝分かれした茎であり、葉は退化して節の部分に鞘状となっている。俗に袴(はかま)と読んでいる部分が葉である。

スギナという和名は、姿をスギの葉に例えたものである。植物体には珪酸をたくさん含んでおり、植物体にふれるとシャリシャリ感がある。スギナの群落を鎌で草刈りすると、すぐに鎌が切れなくなる。同じ属であるトクサも珪酸をたくさん含んでおり、サンドペーパのように研磨する材料として使用した。歯磨きにも利用したという。、
食用には10センチ程度のツクシを採取して、はかまを取り除いて水洗いしてから、茎だけをゆでて水にさらしてから調理します。
弱い苦味がありますが、煮物、汁の実、酢のもの、ごまあえ、つくだになどに利用できます。

 スギナは、ほとんどの民間薬が中国伝来の漢方植物に対して、ヨーロッパでは古くからスギナが熱をさげたり、ガンを予防することが知られていました。日本で民間療法に用いられたのは、江戸時代でオランダやポルトガルとの交易で、スギナの薬効が日本に伝えられたとされています。
スギナの薬効成分は、サポニン(あわのようなもの)の1種エキセトニンやケイ酸、ベーターシトステロールです。
スギナは、皮膚病にも用います、スギナ風呂は、ウルシかぶれのようなかぶれやかゆみなどの和らげる効果も強く、アトピー性皮膚炎などにも効果があるとされます。
スギナ、トクサの仲間には、ミズドクサ、スギナ、イヌスギナ、ヤチスギナ、イヌドクサなど数種類が、日本に分布しています。

 

 

 


 

 

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