アフリカ原産のマメ科の植物で、葉と実が医薬品と指定されています。 これは葉部分に医薬品成分センノシドA・Bが含まれているからで、センノシドA・Bは腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)に作用して便通を促す働きをしますが、下痢や腹痛などの副作用があり、また妊婦・授乳中・小さいお子様には効果が強すぎるため、控えたほうがいいと言われています。
センナ茎に含まれる便通改善作用をする成分は、アントラキノン誘導体と言われています。 アントラキノン誘導体は、エビス草などにも含まれており腸におだやかに働きかけて便通を促す働きをします。これは医薬品成分ではありませんのでセンノシドに比べると作用は非常におだやかで副作用の心配もありません。
センナ茎は、平成13年3月に厚生労働省より食薬区分の食品として認められる成分リストに収載されることになり、その後は食品として便通改善の健康茶やサプリメントなどにも幅広く利用されています。
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