クルミは、古代ペルシャの秘薬「貴族の不老長寿薬」でした。 クルミには素晴らしい効能と私達に必要な成分がたくさん含まれています。 特に「ヒザ痛」「肩痛」「腰痛」や「便秘解消」に特効があります。
古代ペルシャが原産地といわれ、紀元前7000年の昔から人類が食用にしていた最古の木の実といわれるくるみ。 日本でくるみが医学書に出てくるのは、平安時代。遣随使や遣唐使が中国から持ち帰った書物をもとに984年に編纂された最も古い医学書『医心方』です。ここには、胡桃人という名前で登場し、そこに書かれているくるみの効能としては、いろいろでてきますが、現代人に通ずるものとしては、滋養強壮効果があり、肌に潤いを与え、髪を黒くし、便秘にも良いといったこと等が挙げられます。 清朝の宮廷に関して記述された『清宮述文』という本によると、清の時代の権力者で特に美容、健康、若返りにこだわった西太后は、胡桃酪(くるみしるこ)を愛飲していたので、老年にいたってもその皮膚は潤いなめらかであったと記述されています。 ヨーロッパでは、16〜17世紀に『Doctrine of Signatures』(特徴説)に基づき、薬物療法が公認の医療となり、個々の身体部分に類似している種々の食物が処方されました。外見的に人の脳に類似するくるみは、頭部の疾患の治療、知能の向上及び感情の沈静に用いられたといいます。また、くるみは、割る方法にもよりますが、脳ばかりでなく心臓にも類似しています。そこで、くるみは、心臓の健康に良いとも考えられていました。
滋養強壮・ヒザ痛・肩痛・腰痛・便秘 などに有効。
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