ウコギ科のオタネニンジンの根を乾燥させたものです。朝鮮人参ともいいます。高麗人参は古来二千年の昔より『万能の生薬・不老長寿の霊薬』として珍重されてきました。
二千年前の薬物書「神農本草経」に「五臓(心、肺、腎、肝、脾)を補う。精神を安んず。魂魄を定める。驚悸を止める。邪気を除く。目を明らかに心を開く。智を益す。身を軽くし、年を延ぶ」と記されています。
高麗人参は栽培方法や加工方法により白参と紅参の2つに分けれます。 高麗人参の栽培年数が4〜5年で根の皮をはいで乾燥したものを白参、5〜6年栽培して皮をはがずに蒸して処理したものを紅参と呼びます。 また高麗人参の有効成分サポニンを、紅参は26種類含有し、白参には23種類含有されています。 高麗人参は生長が非常に遅く、土壌の色々な養分を根こそぎ吸い上げてしまうため、一度植えた土壌にはその後15年に渡って、次の人参を植えることができないといわれています。それほどまでに栄養価が高いのです。 中国での臨床データによると多くの効能があることが分かっています。 |