インド原産の多年草で、香辛原料として全国で広く栽培。根茎は肥大して、ショウガとして食用にします。 茎は直立して、葉は長楕円形で先端は尖ります。 香辛料として生活に結びついているものですが、抗けいれん作用、でんぷんの消化促進、体内の水分の代謝をよくして、肝臓の働きを盛んにします。 また、唾液(だえき)、胃液の分泌を盛んにして消化を助け、腹にたまったガスを追い出すので、芳香性健胃、利胆、駆風(くふう)、鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)剤になります。
ショウガのレシピ 単味では、辛味が強いので、砂糖やハチミツ、甘草(かんぞう)などを加えて用います。
せきには、陳皮(ちんぴ)5グラム、ひねショウガを切ったもの5グラム、砂糖少々に、水0.2リットルを加えて煎じ約半量まで煮つめたものを、1日3回に分けて服用します。
つわりの鎮吐には、半夏(はんげ)、ひねショウガ各6グラム、茯苓(ぶくりょう)5グラムに、水0.2リットルを加えて煎じて約半量に煮つめたものを1日3回に分けて食前か食間に服用します。
かぜの熱を下げる場合には、おろしショウガと刻みネギに熱湯を加えて飲用すると発汗を促し熱が下がる。せき、たんにはショウガを黒焼きにして刻んだものにハチミツを加えて熱湯を注いで飲用します。 |