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エビスガイ科オキナエビスガイ
オキナエビスは、深海にすむ美しい巻き貝の一種である。 古生代から現在まで、ほとんどその姿を変えていないことから、「生きた化石」として知られています。 この貝は最初、神奈川県・江ノ島のおみやげ屋で発見された。明治時代、ドイツから来日した外国人教師のヒルゲンドルフが店先でこの貝を見つけ、学会に新種として報告した。 それを知った大英博物館は、東京大学に報償金付きで採集を依頼した。三崎の青木熊吉さんが翌年の春、生きた貝を採集し、40円(当時のお金としては大金)の謝礼をいただき、長者になった。当時、この貝に名がなかったので「長者貝」と呼ばれるようになった。 それ以来、オキナエビスは「幻の美貝」として有名になり、貝の収集家たちは、競ってこの貝を手に入れようとした。最近は、生息場所がよく分かってきたため、当時ほど珍しい貝とはされなくなってきている。
殻高9センチ 房総半島以南
採集地:熊本県天草市 牛深 |
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スイショウガイ科 フドロガイ
殻高4.5cm房総半島以南。
水深50m位までの砂底にすむシドロガイより螺塔は低く、外唇の張り出し方もせまい。
別名マルソデガイ
採集地:鹿児島県日置市 江口浜 |
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スイショウガイ科 シドロガイ
殻高4.5cm房総半島以南
潮間帯下から水深30メートル位の砂底にすむ。
殻は、紡錘方で縦肋が明らか、成貝では、殻口外唇が袖のように張り出し、内側は白い。若い貝は、外唇が張り出さない。足は小さく、縁にぎざぎざのついた蓋を海底にひっかけてじぐざぐに歩く。
採集地:鹿児島県日置市 江口浜 |
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スイショウガイ科 フトスジムカシタモト(ヒダトリガイ)
奄美諸島以南 殻高4cm
本固体は、薩摩半島の知覧町塩屋海岸にて平成16年6月20日に採集,北限が北に上がってきているようです。
採集地:鹿児島県川辺郡知覧町 塩屋海岸 |
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エゾバイ科 シマベッコウバイ
伊豆諸島以南 殻高3.5cm
生息:潮間帯の丸石の上
採集地:鹿児島県川辺郡知覧町 塩屋海岸 |
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エゾバイ科 ノシガイ
紀伊半島以南 殻高1.2cm
生息:潮間帯の石の下
採集地:鹿児島県川辺郡知覧町 塩屋海岸 |
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エゾバイ科 イソニナ
殻高3.5cm 房総半島以南
生息:潮間帯の石の上 雌は、大きくて太い。食べられる。
採集地:鹿児島県川辺郡知覧町 塩屋海岸 |
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エゾバイ科 ミクリガイ
殻高4cm 本州から九州、朝鮮半島、中国沿岸
生息:水深10〜50mぐらいにすむ バイカゴで漁獲され食用になる。
採集地:鹿児島県日置市東市来町 戸崎 |
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ミスガイ科 ミスガイ
殻高3cm 房総半島以南
生息: 岩礁帯にすむ。殻は、球状で薄い殻には、細い黒線が密にある。体は、大きくて殻に入りきれない。足の縁はフリル状になっていて、蛍光を発する線で縁取りされている。
採集地:鹿児島県川辺郡知覧町 塩屋海岸 |
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ソデボラ科 マガキガイ
殻高6cm 房総半島以南
生息:潮間帯の下 柄の長い眼を上に向けている。足は狭く、ぎざぎざのついた蓋を海底にひっかけて歩く。
採集地:鹿児島県薩摩川内市 土川 |
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リュウテンサザエ科 ウラウズガイ
殻高2.8cm 房総半島以南
生息:潮間帯〜水深20m
採集地:鹿児島県薩摩川内市 土川 |
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リュウテンサザエ科 カサウラウズ
殻高1.8cm 伊豆半島以南
生息:潮間帯の下
採集地:鹿児島県薩摩川内市 土川
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リュウテンサザエ科 コシダカサザエ
殻高2.5cm 房総半島以南
生息:潮間帯 干潮時は岩棚の下などでじっとしている。サザエの若いものと似ているが、殻口は丸に近くふたの表面のざらつきは、目立たない。色彩異変に富むところからイロサザエの別名がある。食べておいしい
採集地:鹿児島県川辺郡知覧町 塩屋海岸 |
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リュウテンサザエ科 タツマキサザエ
殻高5cm 紀伊半島以南
生息:潮間帯の下 殻色は変化に富み、褐色、緑色、紫灰色の系統がある。ふたは白く時には緑がかっていて顆粒は無い。
採集地:鹿児島県川辺郡知覧町 塩屋海岸 |
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リュウテンサザエ科 タカベガイ
殻高2.5cm 房総半島以南
生息:潮間帯の下から水深20m
採集地鹿児島県川辺郡知覧町 塩屋海岸 |
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リュウテンサザエ科 リンボウガイ
殻高2.5cm 房総半島以南
生息:水深50〜300mぐらいの砂底にすむ。螺塔は低く、まわりには8〜9本のとげがあり、上方の螺層には、自分でとげを切って成長した跡がある。
採集地: 鹿児島県市来串木野市 底引き網漁で採れた個体 |
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リュウテンサザエ科 ハリサザエ
殻高3.5cm 房総半島以南
生息:深さ30〜100mの海底にすむ、
採集地: 鹿児島県市来串木野市 底刺し網
網で採れた個体 |
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参考資料 南方新社 貝の図鑑、 小学館 日本の貝、 学研の図鑑 貝、 その他
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