食物繊維

不溶性食物繊維 水溶性食物繊維 キチン・キトサン
ポリデキストロース アルギン酸ナトリウム フコイダン
寒天 グルコマンナン だったんそば
ラカンカ ビートファイバー 天然アップルペクチン

 
キチン・キトサン
コレステロールが蓄積されると血液はドロドロになり、血管にも脂肪が付着して血液の流れが悪くなります。脂肪による血管のつまりは、血栓症・動脈硬化・高血圧などをはじめ、心筋梗塞などの心疾患・脳梗塞・脳卒中といった脳疾患など、多くの生活習慣病を引き起こします。
キチンキトサンはカニ殻の主成分・キチンを化学処理した食物繊維で、その効用としてコレステロール降下作用がよく知られています。キトサンは、胃酸で溶けゲル状になります。腸内のコレステロールを包み込んで排泄させます。それを繰り返すことによって便通がよくなり、体の中にたまってしまった脂肪や、血中のコレステロールを低下させるといわれています。つまり、キチンキトサンはドロドロの血液をさらさらにするのです。
 
ポリデキストロース
天然の植物繊維食品と、一緒に取れば効果的です。
一般に植物繊維を多く含む穀類、いも類、豆類、野菜、海草などには、糖質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどにも多く含まれています。植物繊維を充分に摂取している人の体調がよいのは、栄養のバランスが良好だからで、量のみ十分に満たされても体調は整いません。痩せていて生活が不規則、貧血気味の人が、食物繊維入り飲料を何本も飲んだりするのは逆効果です。ふだんから食生活に注意を払ったうえで、不足分を補う程度に利用しましょう。 体内のはたらきは、血中コレステロール値や血糖値を下げたり、発がん物質を体外に出すことで、生活習慣病の予防をはじめ、整腸作用、肥満予防など、水溶性植物繊維のもつ有効作用をすべて備えています。   過剰摂取し下痢症状をおこすと、ミネラルなど、からだに必要な成分を排泄させてしまう。
 
昆布などの海藻由来の水溶性食物繊維です     アルギン酸ナトリウムは昆布などの海藻の主成分で、約10−15%含まれています。
性状は白色〜帯黄はく宿の粉末で、水にとけて粘稠な液となり、安定剤、増粘剤とししてすぐれた性質をしめします。
用途は、食品の安定剤、増粘剤、分散剤、ゲル化剤として広く使用されています。

 
フコイダン
メカブ・昆布など褐藻類に多く含まれています。最近ではフコイダンのサプリメントも増えてきていますが、抽出方法などが複雑でどうしても高価なものが多いです。フコースをはじめ、ガラクトース、マンノース、キシロース、グルクロン酸、アルギン酸など10個以上の多くの糖で構成されている「多糖類」で、フコイダンには藻体の表面が傷付いたりすると、そこから細菌等が侵入できないように藻類の体を守るとか、又引き潮の際に空気中にさらけ出された藻体の部分が乾かないよう保護するというような働きがあると推測されています。事実、浅いところに生育していたり水面に浮いていたりする褐藻の方が、深いところに着生するものより多量のフコイダンを含み、エゾイシゲ属のように岸辺に着生し、少し潮が引けば露出するようはところの褐藻は、さらに多くのフコイダンを含んでいるのです。  フコイダンの人体に対する効果として主に考えられているのは、「粘膜免疫の反応機構活性化」作用です。小腸の出口にあるM細胞は、小腸出口にやってきたものならどんなものでも手のような突起で取り込み、待ち受けるマクロファージによって大腸へ通しても害はないかチェックします。もしも有害物質とマクロファージが判断すると、控えているNK細胞、T細胞、B細胞といったリンパ球に攻撃を仕掛けるように命じるのです。フコイダンは元々無害なのですが、糖同士が硬く結合した多糖体で、分解されずに大きな姿のまま小腸の出口にまでやってくるため、マクロファージは「きっと害を及ぼすに違いない!」と早合点し、まったく無害なフコイダンに対して、リンパ球に指示し戦闘態勢をとってしまいます。しかしその結果、リンパ球が活性化し他の病原菌に対して防衛力が強化されるというわけです。このリンパ球活性効果は腸内だけに留まらず全身におよぶそうです。さらにフコイダンには胃を保護したり、ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ菌→胃・十二指腸の粘膜に寄生し慢性胃炎の主な原因とされている)の除去効果や、まだ研究段階ですが「肝臓障害修復」効果も確認されています。食事での褐藻類摂取でもその効果は得られます。その場合酢と組み合わせると絡まったフコイダンがほぐれて効果を発揮しやすくなるそうです。そうなるとまさにもずく酢なんかはフコイダン摂取の理にかなってますよね。
 
 
 
普通そばにも苦味成分は含まれますが、だったんそばの苦味は強烈で、俗に「苦(にが)そば」とも呼ばれ、食用には適さないとされてきましたが、ルチンが大量に含まれていることがわかり、健康食品として注目されるようになりました。だったんそばのルチン含有量は、普通そばの約100倍にもなるそうです。
ラカンカ(羅漢果)
中国広西省・桂林周辺にしか生育しない貴重な植物です。
この地は3億年前は海底で、その時代から堆積した石灰質カルスト台地が、風雨にさらされ、桂林のふしぎな景色を形作っているといわれています。もともと海だった土地がら石灰質カルスト台地は、貝や魚など多くの海中生物の死骸から成り立っており、そのためカルシウムをはじめ、たくさんのミネラルを含んでいます。  なんと砂糖の甘さがあって、ノンカロリー
ラカンカの特長はスカベンジャー物質を含むとともに、その甘味成分です。飲み物に混ぜるととても、おいしく飲みやすいのです。この甘味成分は「テルペングリコシド配糖体」といって砂糖の甘味があるのに、ほとんどカロリーがないという特性を持っています。

 
 
さらにアップルペクチンに熱を加えることでペクチン効果が高まる現象が起こることから焼きリンゴを食べることが効果的と考えられます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




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