タンパク質

大豆プロテイン ミルクプロテイン
エッグプロテイン コラーゲン
ラクトフエリン 乳清タンパク
カゼイン システイン
シルクプロテイン レジスタントプロテイン

 
 
プロテインとはタンパク質のことです。
プロテインは人体を構成する基本成分で筋肉や血液を作るほか、エネルギー源としても役立っています。
タンパク質は摂取量も大切ですが、含まれる必須アミノ酸のバランスによって、体内での利用価値が違ってきます。
 
 
 
 
蛋白質の摂取は通常、成人で1日に除脂肪体重1kgあたり1.1g。ボディビルダーやスポーツマンの場合、除脂肪体重1kgあたり2gが目安です。
プロテインの摂取量の目安ですが、吸収力のある人でも1度の食事で吸収できる蛋白質の量は40〜50gが限度と言われています。筋量アップが目的でもそれ以上プロテインを摂ってもムダになるだけです。通常20〜30gで充分のようです。
プロテインはトレーニング後、就寝前30分〜1時間前、食間に間食として摂ればいいようです。ボディビルダーの中には、体を大きくするために2〜3時間おきにプロテインを摂るという人もいるようですが、健康面からみれば問題があるようです。十分に胃腸を休めるながらのプロテイン摂取が理想的です。
 
コラーゲンは、動物の体中にもっとも多く含まれるタンパク質で、生体の全タンパク質の20〜30%を占めています。その内、40%は皮膚に、20%が骨や軟骨に含まれ、その他は、血管、内臓などに広く分布しています。
コラーゲンは体や臓器の形を支える構造材として働いています。また、細胞同士をくっつける接着剤の役割も果たしています。そしてこれらの物理的な機能の他に、細胞の増殖や器官の形成、傷口の治癒促進などの生体活動にもコラーゲンが大きな影響を与えていることがわかってきました。
人の体内では、常にコラーゲンの分解と合成が繰り返されています。年をとると、このバランスがくずれ、分解の方が多くなります。これは老化現象の一つでコラーゲンが柔軟性を失ったために、しみやしわが発生したり、関節や骨が痛むのです。そこで、老化に対抗するためには、コラーゲンを補給し、新陳代謝を促す必要があります。
ラクトフェリンは哺乳類の乳や唾液、涙、血液の白血球にも含まれている成分です。
ラクトフェリンは、その粉末が赤色なので『赤色たんぱく質』と呼ばれていましたが、『ラクト=乳』の中の『フェリン=鉄』と結合するたんぱく質ということから付けられました。
ラクトフェリンは鉄分と結合しやすい特質があり、細菌が生きていくために必要な鉄分を奪うことにより増殖を抑えたり、死滅させる働きがあります。体内の鉄分がラクトフェリンと結びつく事で吸収されやすくなるので貧血の改善、予防に役立ちます。また、ラクト
フェリンの消化物中に強い抗菌活性を示す物質があり大腸菌、O-157、ピロリ菌、水虫菌、C型肝炎ウィルス、B型肝炎ウィルス、ヘルペスウィルスなどに対する効果が多数上げられています。
ラクトフェリンが腸内の悪玉菌に必要である鉄分を奪うことで増殖を抑え、善玉菌であるビフィズス菌を優位にし腸内を安定させます。
ラクトフェリンはドライミルクに配合されていたり、最近ではヨーグルトにも含まれています。ただし、日本の牛乳は加熱処理がされているので熱に弱いラクトフェリンは牛乳からは摂取できません。
副作用は認められていませんが、乳蛋白アレルギーのある方は医師への相談が望ましいでしょう。
乳清タンパク(ホエイプロテイン)
 牛乳のたんばくの約80%を占める分です。カゼイン自体、非常に栄養の高いたんぱく質で、これが体内で解されることによりカルシウムの吸を促進させたり様々な活性成分が=生します。腸の運動活性、消化機能1安定、免疫の強化などがあります。たカゼインを充分にとると、血圧の.昇が抑えられます。
システイン
抗酸化・抗老化アミノ酸として有名です。抗酸化ミネラルであるセレン(セレニウム)の運搬役なので、病気を予防するだけでなく、老化を遅らせてくれます。X線や放射線からも体を守ります。たばこを吸う人やお酒をよく飲む人は毎日摂りましょう。
 皮膚は、紫外線を浴びると傷つくのを防ぐためにメラニンを生成します。紫外線を浴びすぎるとメラニンができすぎてシミになります。システインには紫外線の害を防ぐ働きがあり、メラニンが沈着するのを防いでくれます。その結果、シミばかりでなく、皮膚ガンの予防にもなります。また、はげを防いだり、乾癬を軽くしたり、爪や髪の状態を健康に保ってくれます。
システインはイオウを含んでいます。シテインが代謝されると硫酸がつくり出され、それが体内の物質と反応して過剰な銅のような毒性物質の解毒を助けます。
大量に摂ると、体内で余った分が逆に活性酸素に変化する可能性があります。サプリメントに表示された用量を守りましょう。
糖尿病の人はシステイン(シスチン)をビタミンC、ビタミンB1と組み合わせて摂ってはいけません。インシュリンの効果を打ち消してしまうからです。
シルクプロテイン
  シルクプロテインとは、天然の上質なシルク(絹)に含まれる天然のタンパク質のこと。シルクタンパクを加工したシルクペプチドであるため、消化吸収がよい。人間の生命の維持に必要不可欠なアミノ酸を18種類も入っており、例えばコレステロール値を下げるグリシン、セリシン、アルコールの代謝を促進し、肝機能向上のはたらきを持つアラニン、痴呆症やパーキンソン病の予防に役立つチロシンなどが含まれている。人の肌と似ており、保湿効果にすぐれ、肌をツルツルにしてくれる。肝機能健康食品としてだけでなく、衣類やヘアケア用品・ソープ などに利用されています。

レジスタントプロテイン
そばに含まれる成分で最近もっとも注目されているのがレジスタントプロテイン。
そばのタンパク質で、余分なコレステロールを体外へ排出する働きがあるそうです。
腹持ちがよく、ダイエットに効果的。便秘の改善にも期待が持てるそうです。
ルチン・・・血流をよくする作用で冷え性の改善に効果的
そばポリフェノール・・・ボケ防止や記憶力アップに有効な働き
必須アミノ酸・・・バランスよく必須アミノ酸が含まれ、疲労回復に効果的
レジスタントプロテインのコレステロール低下効果 便秘解消効果
そばには、レジスタントプロテインという消化性の低いたんぱく質が含まれており、
腸の中で余分なコレステロールを吸着し排出する効果がある。便秘の解消にも良い。
また、体内で脂肪の合成を抑制し、脂肪を減らす効果があり、生活習慣病予防にも
効果がある
レジスタントプロテインの多いそば
そば粉には、1番粉、2番粉、3番粉があり、1番粉は、そばの実の中心部分を使
った粉、2番粉は、その周りを使い、3番粉は一番外側を粉にしたもの。
そばは、1番粉を使った白いそば、田舎そばは、3番粉を使った茶色っぽいそば。も
っとも、レジスタントプロテインが多く含まれるのは3番粉で、2番粉、1番粉の順
で含有量が少なくなっていく。
レジスタントプロテインが多いそばは、3番粉が多く使われるため色が濃く、喉越
しが良く、歯切れがよい。もちもち感があるそばは、小麦粉が多く含まれているため
で、ぶつぶつ切れるそばの方がそば粉が多く、その分レジスタントプロテインも多く
含まれることになる。
購入する際の目安としては、そばの袋の成分表にそば粉が小麦粉よりも前に書いて
あるものが大まかな目安。成分が多い順位に書かれているので、そば粉と始めに書か
れているもの買うとレジスタントプロテインを多く摂れる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




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