マメ科ナンキンマメ属 ピーナッツはその名からナッツ類に含まれることが多いですが、実は木の実ではなくマメ科の一年草です。花後、子房の下部が地中にもぐり、豆果を地中につける姿から、漢名の落花生が生まれました。
落花生の粗脂肪の含有率は40−50%で、その主成分はオレイン酸のグリセリドです。落花生から絞った油は食用のほかに、軟膏、注射薬の溶剤、石鹸の原料などになります。湿疹、かぶれ、回復期のキズのかさぶたにも、落花生油をぬると治りが早くなると言います。
栄養価に優れたピーナッツ
脂質が100g中49.5g、たんぱく質が26.6gのほか、ビタミンB1,B2 も含まれています。高タンパク質である上、B1も0.23mgと多いので、スタミナ食としてもよい食品です。
また、ピーナツに多く含まれるレシチンは脳の神経細胞の働きを高め、医薬品として、痴呆の予防、抑制、治療などに使われています。また、脳の栄養源になるPセリンも含まれている。 最近、注目されているのが、ピーナツの渋皮に含まれるレスペラトロールです。 レスペラトロールは赤ワインや落花生の渋皮などに多く含まれているポリフェノールの一種です。レスベラトロールは、これまでの研究でも強烈な抗ガン作用を確認されています。レスベラトロールを代謝するときにピセアタンノールというガン細胞のみを死滅させる物質に変化するさせることがわかっています。 また、レスペラトロールは血中の悪玉コレステロールを減少させて血液をさらさらにし活性酸素を除去するので、心筋梗塞、心臓病、その他の生活習慣病の予防に役立ちます。
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