カムカムは背の低い潅木で、ペルーアマゾン一帯でも特に標高200m付近の湿地や氾濫原、茶色く濁った水の流れる川岸等で良く見ることができます。特に、アマゾンの本流とウンカヤリ、マラニョン、ナポとい言った支流の流域や合流付近、そして水の濁った湖に多く自生していますが、ペルーからブラジルへと標高が低くなって行くにつれ、その数も徐々に減って行きます。
フトモモ科に属しグアバの仲間でもあるカムカムは、高さ2〜3m、大きな葉と赤い皮にピンク色の果肉を持った丸い実をつけます。アマゾン熱帯雨林の最も新しい発見の一つとして世界的に注目されているのは実の部分です。
カムカムの実は、植物の中で、最も高いビタミンCを含んでいます。オレンジに含まれるビタミンC或いはアスコルビン酸は500〜4,000ppm、アセロラは16,000〜172,000。一方、カムカムのアスコルビン酸含有量は、21,000〜500,000にも及びます。カムカムにはオレンジの30倍のビタミンC、3倍のナイアシン、2倍のリポフラビン、1.5倍の燐が各々含まれています。
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