古代米は約2400年以上前に大陸から伝わってきたといわれています。赤飯のルーツもこの古代米からきています。 中国の漢の時代に張騫が黒米を発見してから出世したという故事から「縁起の良い出世米」として宮廷献上米となりました。
糠の部分に黒紫の色素のアントシアンを含んでいます。赤米と同じように古代米の特徴を持っていますが、 ほとんどがもち米です。造血作用などの滋養強壮の効果が高く、古代中国では不老長寿の米として 皇帝に献上されていました。現代でも薬膳料理に使われています。普通のお米に黒米を25%ほど加えて 粥にすると紫の粥ができます。
黒米は胃腸を丈夫にし、慢性病、虚弱体質の改善など滋養強壮に効果があり、造血作用もあるとされています。最近、農水省総合食品研究所が、黒米には血管の老化を防ぐ効果があることを発表しています。中国では、妊産婦が喜んで食することから、別名「月米」とも呼ばれています。民間の言い伝えでは、皮膚を滑らかにし、髪の毛は黒くなり、若返りに効果があると言われています。
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