キビ(黍)は、イネ科の一年草で、穀物の一種である。日本では五穀の一つとされる。
インドが原産と推定されるが、原種になった野生植物が発見されておらず、詳細は不明である。中国の華北地方ではアワとともに古代の主要穀物であった。日本には縄文時代に渡来したアワより遅く、弥生時代に中国から渡来したと考えられている。
生長すると1メートル程度になり、夏から秋にかけて茎の先に20センチメートル程度の穂ができ、垂れ下がる。秋に花が咲き、黄色い実がなる。実が黄色であることから、「黄実(きみ)」が「きび」となったとするのが有力な語源説である。実はアワより少し大きい。実をそのまま炊いて粥にして食用にしたり、粉にして餅や団子などにしたりする
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