アミノ酸
必須アミノ酸
たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されています。 そのうちの9種類はカラダで合成されず、食事からとる必要があるので 「必須アミノ酸」と呼ばれています。この「必須アミノ酸」は バランスよく適量を食事から補う必要があります。
バリン筋肉組織の原料として用いられ、筋力アップに効果をもたらします。 運動時のエネルギー源として利用され、持久力を高めたり、疲労感を軽減する 効果もあります。 疲労回復アミノ酸の一つです。
ロイシン
筋肉組織の原料として用いられ、筋力アップに効果をもたらします。疲労回復アミノ酸の一つです。
イソロイシン筋肉組織の原料として用いられ、筋力アップに効果をもたらします。疲労回復アミノ酸の一つです。
リジンリジンなどのアミノ酸が不足すると成長障害や重篤な場合には生命に影響を与えることなどもあります。 体の組織の修復や成長、抗体、ホルモン、酵素の合成、ブドウ糖の代謝や肝機能の増強、脂肪の燃焼に関わっています。 4つある脂肪燃焼アミノ酸の一つです。
メチオニン不足すると肥満の原因になります。血液中のコレステロール値を下げたり、活性酸素を取り除く作用があります。 ヒスタミンの血中濃度を下げる作用があります。ヒスタミンは、けがや薬などの外因に反応してかゆみや痛みをひきおこすときに関係する、体内にある化学物質です。
ヒスチジンヒスタミンなどをつくるのに用いられます。神経機能の補助、紫外線の害を防ぎます。
ヒスタミン肥満細胞中に高濃度で存在し、肺、肝臓、胃粘膜などにもある。ヒスチジン脱炭酸で合成され、ジアミン酸化酵素で分解されて、イミダゾール酢酸となり排出される。血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進などの薬理作用があり、アレルギー反応や炎症の発現に介在物質として働く。 ヒスタミンが過剰に分泌されると、ヒスタミン1型受容体というタンパク質と結合して、アレルギー疾患の原因となる。ヒスタミンの分泌を抑えるのが抗ヒスタミン薬であるが、成分によって抗アレルギー、胃酸抑制の作用を示す。
フェニルアラニン気分の落ち込みや記憶力に関係しています。脳と神経細胞の間で信号を伝達する、神経伝達物質になる必須アミノ酸で、抑うつ症状を解消し、気分を高揚してくれます。
トリプトファン
様々な食品の蛋白質に含まれるアミノ酸です。 肝臓・腎臓で分解され、エネルギー源として利用されます。 トリプトファンは脳に運ばれ、セロトニンを作ります。
トリプトファンの働き
・脳内で作られる神経伝達物質であるセロトニンによって鎮痛 ・催眠・精神安定などの効果があります。
・不足すると精神的に不安定になりやすく、催眠障害を起こすことがあります。
他には?
・ビタミンB群やナイアシンと一緒に摂ると、トリプトファンを効果的に摂取することができます。 ・過剰摂取は肝臓に悪影響を与えることがありますので、摂り過ぎには注意が必要です。 体内では、エネルギー源となるほか、緊張感などとの関係も報告されています。 トリプトファンは食品から摂取しなければならない必須アミノ酸の一つで、牛乳から発見されたアミノ酸です。
アラニンアルコールの代謝を早めるため、二日酔いの時に補給してください。4つある脂肪燃焼アミノ酸の一つです。 美肌効果のあるアミノ酸の一つです。
アルギニン免疫増強作用があります。成長ホルモンの分泌や筋肉増強を促進します。激しい運動を行うと多くの 臓器でグルタミンを消費するため、スポーツをする際は、補給してください。 また、アンモニアの解毒作用にも大切な働きをしています。血管を広げて血液を通り易くする役割も果たしています。 発育期、成長期には欠かせない成分です。4つある脂肪燃焼アミノ酸の一つです。疲労回復アミノ酸の一つです。 成長ホルモンの分泌を促します。成長ホルモンが不足すると肌にシワができたり、筋肉が衰えたりします。 血行促進、免疫機能の向上、肝機能増強、脂肪の燃焼などの作用もあります。
グルタミン潰瘍の治療薬として使われていますが、他に消化管の粘膜を修復する作用もあります。 アルコールの代謝を早める効果もあるため、二日酔いの時に補給してください。
アスパラギン酸エネルギー源として最も利用され易いアミノ酸のひとつです。体内の老廃物の処理、肝機能の促進、疲労回復に効果があります。
グルタミン酸肌の天然保湿因子として、保湿を促します。エネルギー源として最も利用され易いアミノ酸のひとつです。 運動時の疲労の回復を促進します。知能を高めたり、潰瘍の治癒を早める効果があります。
プロリン皮膚などの組織を構成するコラーゲンの原料となります。4つある脂肪燃焼アミノ酸の一つです。 美肌効果のあるアミノ酸の一つです。
システイン白い皮膚を作る黄色メラニンを増やし、黒いメラニン色素を抑える働きがあります。 美肌効果のあるアミノ酸の一つです。傷の治癒の促進、ブドウ糖の代謝、シミの原因となるメラニン色素の沈着を防ぎます。
チロシン甲状腺ホルモンや、皮膚や髪の黒色色素であるメラニンの原料、神経伝達物質であるアドレナリン、ノルエピネフリン、ドーバーミンの原料となります。
アスパラギン
アスパラギンは加水分解されるとアスパラギン酸に変化します。
グリシン
グルタチオンや血色素成分であるポルフィリンをつくるのに用いられます。 美肌効果のあるアミノ酸の一つです。
セリンリン脂質やグリセリン酸をつくるのに用いられます。皮膚の潤いを保つ天然保湿因子の主成分です。
脂肪燃焼系アミノ酸20種類あるアミノ酸の内、脂肪燃焼アミノ酸はリジン・プロリン・アラニン・アルギニンの4種類。 これらは、全て体内において多くの脂肪を燃焼させるという働きがあります。 体脂肪は、エネルギーの貯蔵や内臓保護などの重要な役割を持っていますが、体脂肪が増えすぎると高血圧、糖尿病、心臓疾患、呼吸器障害、痛風、脂肪肝、胆石、各種のがん、関節障害など多くの病気を引き起こす要因となります。女性では、月経異常や排卵障害、妊娠中毒症などを起こしやすく、また、子宮体がんや乳がんも脂肪増加と関連が深いことが知られています。
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