体を流れる血液は、腎臓で濾過と必要な栄養分の再吸収を繰り返されて存在しています。 体内で様々な調節を受け、濾過・再吸収の終えた不要物が尿中に排泄されるので、尿を検査するだけでも腎臓・泌尿器系の健康や、体のバランスがかなり詳しく読み取ることができるのです。尿検査は機械で詳しい量を測定できますが、試験紙を使った簡単な検査(定性検査)も多く用いられています。試験紙で測定できる尿検査項目には、糖・蛋白・潜血反応・ケトン体・ビリルビン・ウロビリノゲン・比重・pH・白血球・亜硝酸塩などがあります。 また、食べ物を摂取すると、胃や腸で消化・吸収をされた後、糞便として排泄されます。 つまり、糞便検査は消化器系の健康がダイレクトにわかる検査なのです。このように、排泄物だけでも体の細かい様子を知ることができるため、尿検査・糞便検査は簡単な健康チェックによく用いられています。
便潜血検査
項 目 |
正常値 |
数値が増減すると |
参 考 説 明 |
クアヤック法 オルトトルイジン法 |
(−) |
(+)食道、胃、一二指腸の出血および大腸のポリープ、ガン
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獣肉、魚肉の血液、緑黄色野菜、鉄剤で反応するので、2〜3日食事制限を |
免疫法 |
(−) |
(+)大腸のポリープ、 ガン |
人の血液だけに反応するので制限不要。胃液や膵液で変成するので上部出血の時は出ないことがある。 |
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