健康診断でわかる血液検査での値は、自分の血液の状態、ひいては体の状態を知るために見逃せない重要な情報。それぞれの項目の見方を知っておき、血液の状態をチェックしよう!
血液検査の基準値 |
脂質 |
総コレステロール(mg/dl) |
140〜219 |
LDLコレステロール値 (mg/dl) |
60〜139 |
HDLコレステロール値 (mg/dl) |
(男性)40〜99/ (女性)50〜109 |
中性脂肪(TG)(mg/dl) |
〜150未満 |
血糖 |
空腹時血糖値(mg/dl) |
〜110未満 |
ヘモグロビンA1c(%) |
〜5.8 |
尿酸 |
尿酸値(mg/dl) |
〜7.0 |
肝機能 |
GOT(AST)(IU/I) |
〜35 |
GPT(ALT)(IU/I) |
〜35 |
g-GTP(IU/I) |
〜55未満 |
血液一般 |
ヘモグロビン(血色素量) (g/dl) |
(男性)13〜16.6/ (女性)11.4〜14.6 |
血小板数(PLT) (万個/mm3) |
13.0〜34.9 |
血圧 |
収縮期圧(mmHg) |
90〜139 |
拡張期圧(mmHg) |
90未満 |
動脈硬化 ●LDLコレステロール値 この値が高く、なおかつ活性酸素によって酸化が起こった場合は、悪玉コレステロール増加の危険が。動脈硬化を招きかねないので気をつけよう。 ●HDLコレステロール値 善玉コレステロール値のこと。動脈硬化リスクを下げてくれる。
糖尿病 ●空腹時血糖値 血液中のブドウ糖量を指す。腎臓から血糖が尿の中にあふれてしまうと糖尿病へと発展していく。 ●ヘモグロビンA1c この値が高い場合は、高血糖状態が以前から続いている可能性あり。
心筋梗塞 肝機能障害 ●GOT 心臓と肝臓に多く含まれた酵素のこと。数値が高ければ、心筋梗塞や肝機能障害の疑いあり。 ●GPT 肝機能にかかわる酵素。GOTとともに高ければ、肝機能障害の可能性はますます大きいので気をつけて。
肝機能に異常をきたしているときは、アミノ酸を分解するg-GTP、糖を分解するLDH、たんぱく質を分解するLAPも高くなる。標準値を超えている場合は気をつけよう。
ただし、基準を上回らなければそれでよいというものではない。例年との違いがあれば、要警戒!毎年の検査結果は必ず保管しておき、年に一度、健康診断の結果が出たときにだけでも前年の結果を引っ張り出して比較しておこう。
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